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QLC+ 7 — RGB / CCT Customization

Updated: 2026-06*

第 6 回で作った卓を、色(RGB)と色温度(CCT)を直感的に扱えるように仕立てます。今回の照明は CCT と RGB の両方を受信できるモードに設定してあるので、その両方を快適に操作できる卓を目指します。


考え方:3 段階で用意する

色まわりは、次の 3 段階を組み合わせると初心者でも迷いません。

  1. 基本スライダー(常に確実に動く土台)
  2. ワンタッチのプリセットボタン(よく使う色・色温度)
  3. カラーピッカー(自由に色を選びたいとき/対応ビルドのみ)

1. 基本スライダーを用意する(最も確実)

CCT(色温度)スライダー

  1. スライダーを 1 本追加し、Level モードにします。
  2. 操作対象として、各照明の CCT(色温度)チャンネルにチェックを入れます。
  3. ラベルを「色温度」、必要なら範囲(例:2700–6500K)も併記します。

スライダーの位置が、そのまま色温度に対応します(フィクスチャー定義で設定したケルビン範囲にマッピングされます)。複数灯の CCT を 1 本にまとめれば、全灯の色温度を同時に変えられます。

QLC+ には「ケルビン数値を直接入力するピッカー」は標準にはありません。スライダー+後述のプリセットボタンで運用するのが実用的です。

RGB スライダー(赤・緑・青の 3 本)

  1. スライダーを 3 本追加します。
  2. それぞれ Level モードで、Red / Green / Blue の各チャンネルに割り当てます。
  3. ラベルを「赤」「緑」「青」にします。

3 本を組み合わせれば、どんな色でも作れます。最もシンプルで確実な方法なので、まずはこれを土台にしてください。

フレームで整理する

「色温度」スライダーと「RGB」3 本を Frame でまとめ、「カラー操作」という枠を作ると、卓が整理され、操作ミスが減ります。


2. ワンタッチのプリセットボタン

現場で頻繁に使う色・色温度は、毎回スライダーで作るよりボタン 1 つにしておくほうが速く、ミスもありません。

作り方

  1. フィクスチャー&ファンクション コンテキストで、呼び出したい状態を シーン(Scene) として保存します。
    • 例:タングステン 3200Kデイライト 5600K白フラット
  2. Virtual Console で Button を追加し、Properties の Function で各シーンを割り当てます。
  3. ラベルをシーン名に合わせ、フレームにまとめます。

Solo Frame で「同時に 1 つだけ」にする

色プリセットのボタン群を Solo Frame に入れると、同時に 1 つの色しか有効にならないようになります。「赤」を押したあと「青」を押すと自動的に赤が解除されるので、押し間違いによる混色を防げます。色プリセットには Solo Frame が特に向いています。


3. カラーピッカー(Click & Go)

自由に色を選びたい場合、QLC+ の Click & Go 機能でカラーピッカーを使えます(ビルド・バージョンにより表示が異なります)。

  • スライダーまたはボタンの Properties に 「Click & Go」 の項目があり、RGB を選ぶと色見本のボタンが付き、クリックで色を選べます。
  • これが正しく働くには、第 4 回でフィクスチャーの RGB チャンネルを Intensity Red / Green / Blue プリセットで正しくタグ付けしてあることが前提です。タグ付けが正しくないと、ピッカーで色を選んでも反映されません。
  • もし対応するメニューが見当たらない・うまく動かない場合は、無理せず 1.(RGB 3 スライダー)と 2.(プリセットボタン) で運用してください。実用上はこれで十分です。

仕上げのおすすめ構成

無人・初心者運用を想定すると、次の構成が扱いやすく安全です。

  • 明るさ:照明ごとの Dimmer スライダー+「全体の明るさ」スライダー
  • 色温度:CCT スライダー 1 本+ 3200K / 4300K / 5600K のプリセットボタン
  • カラー:RGB 3 スライダー+ Solo Frame に入れた色プリセットボタン
  • これらをフレームで「明るさ」「色温度」「カラー」に区切る

ボタン中心の卓にしておくと、学生は「押すだけ」で安全に使え、想定外の操作が起きにくくなります。


動作確認とロック

  1. Operate モードで、各スライダー・ボタンが意図どおり色温度/色を変えるか確認します。
  2. 問題なければ、卓のレイアウトを保存します。
  3. 誤操作を避けたい場合、フレーム単位で配置を固定しておくと安心です。