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Comfy Cloud のはじめかた

Updated: 2026-05*

1. このページについて

Comfy Cloud のアカウントを作って、ワークフローを動かせる状態まで持っていく。授業中はここから先のハンズオンに集中するため、できれば授業前にここまで完了しておく。

Comfy Cloud × Stable Diffusion 1.5 で生成(本教材のバナー画像、768×512)

2. アカウント作成

cloud.comfy.org にアクセスして、Google アカウントでログインする。メールアドレス+パスワード方式もあるが、Google ログインのほうが楽。

ログイン後、自動的に 無料プラン が割り当てられ、毎月 400クレジット が付与される。

3. プラン早見表

プラン 月額 クレジット ワークフロー実行時間上限 自前 LoRA 持込
Free $0 400 10分
Standard $20 4,200 30分
Creator $35 7,400 30分 ✓ Civitai / HuggingFace
Pro $100 21,100 60分

授業は Free プラン で組み立てる。クレジットは「ワークフローのGPU実行時間 + Partner Nodes 呼び出し」両方の共通プールとして消費される。

補足: 1クレジット ≈ $0.0047(211クレジット = $1)。1024×1024 の画像を 1 枚生成すると約 2 クレジット消費する。

4. 画面構成

ログイン直後の画面を上から見る。

  • タブバー(最上段): 開いているワークフロー。複数ワークフローを並列で扱える
  • 左サイドバー: グラフ、テンプレート、モデル、ノード等のアクセス
  • キャンバス(中央): ノードを置いて繋ぐワークスペース
  • 右上ツールバー: 実行ボタン、キュー状態、共有ボタン
  • アバター(右上): アカウント情報・クレジット残高・ログアウト

初回ログイン時は標準の Stable Diffusion 1.5 ワークフローが自動で読み込まれる。

5. クレジット残高の確認

授業中は 必ず確認する習慣 をつける。

  1. 画面右上の アバター をクリック
  2. ドロップダウンに「残高数字」「無料」プラン表示「クレジット追加のためアップグレード」ボタンが出る
  3. 数字が現在の残高(整数)

注意: 残高は整数表示で、小数点以下は累積される。1回の生成では数字が変わらないことがあるが、内部では確実に消費されている。

6. テンプレートパネル

左サイドバーから「テンプレート」アイコン(または Ctrl+0)でテンプレート一覧を開く。

6.1 重要なフィルター: 実行環境

テンプレート画面の上部フィルターに 実行環境 がある。ここで:

  • ComfyUI → Comfy Cloud の GPU で実行(オープンソースモデル中心、クレジット消費が軽い)
  • External or Remote API → Partner Nodes 経由で外部サービスを呼ぶ(Sora 2、Kling 等、1回で2桁クレジット消費する場合あり)

授業中は ComfyUI フィルターを必ずオン。Partner Node 系のテンプレートを誤って実行するとクレジットが一気に減るので注意。

6.2 カテゴリ

  • すべてのテンプレート: 全件
  • Popular: 人気の完成済みワークフロー
  • ユースケース: 用途別
  • ユーティリティ: 補助的な処理
  • はじめに: 学習用テンプレート(一部ノード未接続で、学生が完成させる教育的設計)
  • ノードの基礎: ノードの基本パターン

授業ではまず「はじめに > 1.1 文章から画像へ」あたりからスタートする。

7. プリインストール資産

Comfy Cloud には大量のモデル類が事前インストール済み。ダウンロード不要で使える。

種類
Checkpoints 54 SD 1.5, Flux dev/schnell, Hunyuan 3D, Z Image Turbo
Diffusion models 232 DiT モデル群
ControlNet 20 Qwen-Image-Union, SD 1.5 depth/openpose/scribble, Flux ControlNet
LoRA 573 Flux系(cinematic, ghibli, cyberpunk 等多数), Wan 2.2 系, AnimateLCM

Civitai や HuggingFace から自前モデルを持ち込むには Creator プラン以上が必要。だがこの内蔵ライブラリだけで授業は十分回せる

8. ワークフロー実行の流れ

  1. テンプレートを選ぶ、または既存ワークフローを開く
  2. プロンプト・パラメータを必要なら変える
  3. 右上の 実行する をクリック
  4. キャンバス上で進捗バーが動き、現在処理中のノードが緑枠で囲まれる
  5. 完了すると最終ノード(画像を保存等)に結果が表示される
  6. 結果画像は右クリック → 画像を保存 でローカルにダウンロード

9. 授業前のチェックリスト

授業開始時、各学生は下記を済ませておく。

  • cloud.comfy.org にログインできている
  • 残高 400 クレジットが表示されている
  • テンプレート画面で実行環境フィルターを ComfyUI にできている
  • 「はじめに > 1.1 文章から画像へ」テンプレートを開ける

ここまで来ていれば授業のハンズオンに入れる。

10. トラブル時

  • ログインできない: ブラウザのキャッシュ・Cookie をクリア、別ブラウザで試す
  • クレジットが急に減った: Partner Node を含むワークフローを実行してしまった可能性。実行履歴は左サイドバーの「履歴」アイコン
  • ワークフローが動かない: ノードに「!」マークが付いていないか確認、出力ノードがあるか確認
  • モデルが見つからない: ノードのモデル選択ドロップダウンを開き直すと一覧がリフレッシュされる

11. 独学のススメ

<ウェブ教材>

ComfyUI 公式ドキュメントComfyUI Wiki、Reddit の r/comfyui が情報源として充実。

<動画教材>

YouTube に「ComfyUI 入門」「Stable Diffusion ワークフロー」等の解説動画多数。海外チャンネルの AItutsLatent Vision なども参考になる。

<関連書籍>

ComfyUI とその基盤となる画像生成 AI(拡散モデル)は 進化が極めて速い領域 で、最新ノードや新世代モデル(2026年時点で FLUX.2、Wan、Seedance 系など)への追従は、書籍より 公式ドキュメント、コミュニティ、LLM(ChatGPT、Claude 等)への質問の方が早い ことが多い。一方で書籍は 基礎理論と全体像を一度に把握するのに有用。下記は SBクリエイティブから2024年に出版された、研究者の白井暁彦氏(AI/VR/メディアアート分野)と AICU media による構成で、単なるハウツーに終わらない位置づけ。

画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド (Generative AI イラストレーション)Amazon で見る →

下記は2023年刊の応用寄りの一冊。プロンプト設計や実際の操作手順を厚めに解説しており、理論側の白井書と性格を分けて参照できる。

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